12/2(土)~12/15(金)【生誕100年 ブルデチュカ映画祭】

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リプスキー、トルンカ、ゼマンなど、チェコの監督が絶大な信頼を寄せたユニークな脚本家、イジー・ブルデチュカの大特集!!

 1917年生まれのイジー・ブルデチュカは2017年の今年、生誕100年を迎えます。彼はジャーナリスト、小説家、脚本家、映画評論家、漫画家、アニメーションの監督と多岐に渡って活躍しました。特に、彼が新聞に連載した『レモネード・ジョー』は小説となり、舞台化され大ヒットし、巨匠トルンカによって人形アニメーションに翻案され、コメディ映画の巨匠リプスキーに映画化されました。彼は劇映画やアニメーション作品に多くの脚本を提供し、35本の短編アニメーションを監督し、アヌシー映画祭でグランプリを受賞するなど国内外で高く評価されています。
 ブルデチュカの代名詞でもある『レモネード・ジョー』を紹介すると共に、ブルデチュカが脚本を書いた作品の中から、親交の深かったトルンカ監督の長篇人形アニメーション『皇帝の鶯』と、実写のトリック撮影で日本でも人気の高いゼマン監督の『ほら男爵の冒険』の3プログラムを上映致します。


Aプロ「レモネード・ジョー 或いは、ホース・オペラ」

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(Limonádový Joe aneb Koňská opera/1964/99分/カラー/シネマスコープ) 原作・作詞・脚本・衣装デザイン・美術監修:イジー・ブルデチュカ 脚本・監督:オルドジヒ・リプスキー アニメーション:イジー・トルンカ、ブジェチスラフ・ポヤル 振付:ヨゼフ・コニーチェク 撮影:ヴラジミール・ノヴォトニー 美術監督:カレル・シュクヴォル 作詞・音楽:ヤン・リフリーク、ヴラスチミル・ハーラ 歌:カレル・ゴット、イヴェタ・シモノヴァー 他 出演:カレル・フィアラ(ジョー)、ミロシュ・コペツキー(ホラーツ・バッドマン又の名をホゴ・フォゴ)、オルガ・スホベロヴァー(ウィニフレッド)、クヴェタ・フィアロヴァー(ルゥ)、ルドルフ・デイル(ダグ・バットマン)、ボフシュ・ザーホルスキー(グッドマン神父)、ヨゼフ・フリノマス(グリンポ)、カレル・エファ(パンチョ・キッド)、ヴァルデマル・マトゥシュカ(コヨーテ・キッド)、ユライ・ヘルツ(ポーカーの客) 他

チェコで初めてアカデミー賞外国語映画部門に出品された傑作コメディ。ハリウッド映画への愛と皮肉が爆発する西部劇のパロディーで、全編、歌と踊りのミュージカル。酒場では銃弾が飛び交い儲かるのは棺屋ばかりというアリゾナに、白馬に乗った男がやってくる。拳銃の腕はピカイチで、これのおかげさとコラロカ社のレモネードを飲み干す、その名も、レモネード・ジョー! 酒場の歌姫、竜巻ルゥと、清純な乙女ウィニフレッドを虜にし、酒場の荒くれ者も彼には全く叶わない。そこへ西部に悪名を轟かす悪漢ホゴ・フォゴが現れ、思いがけない展開と、とぼけてぶっ飛んだギャグが炸裂する。1993年日本初公開の際には劇作家のケラリーノ・サンドロヴィッチ氏も大絶賛。(落語家の桂米紫氏も「ハリウッド製のコメディ映画と決定的に違うのは、この作品がどこか気が狂っていて…詩的ですらある事。」と賞賛)シュヴァンクマイエルが美術を担当したリプスキーの『アデラ』や『カルパテ城の謎』同様、チェコアニメファンにとっては、本作のトルンカとポヤルのアニメーションシーンも必見!

*サンセバスチャン国際映画祭銀の貝賞、1964年と1984年のチェコ労働者映画祭、パナマ国際映画祭作品賞、監督賞(オルドジヒ・リプスキー)、スフィンクス賞(俳優ミロシュ・コペツキー)、美術賞(カレル・シュクヴォル)、1964年に製作された最高の音楽作品のための大会・音楽(ヤン・リフリーク、ヴラスチミル・ハーラ)、チェコスロヴァキア映画配給会社投票1位受賞
©:NFA

●監督紹介

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イジー・ブルデチュカ
(Jiří Brdečka 1917年12月24日~1982年6月2日)

 オーストリア=ハンガリー帝国時代にチェコ東部のモラヴィア地方、フラニツェに生まれる。(1918年にチェコスロヴァキアは独立建国)ジャーナリスト、コラムニスト、小説家、脚本家、作家、映画評論家、漫画家、イラストレーター、アニメーションの監督。1936年にフラニツェのグラマースクールを卒業後、プラハ・カレル大学芸術哲学部でチェコ語、哲学、美術史や美学を学び、イラストを工科大学で学ぶが、1939年ナチスによる学校閉鎖後、プラハで映画ジャーナリスト、漫画家、イラストレーター、作家として活動し、1941年から1942年はプラハの私立博物館で事務員として働き、映画社で広報担当をする。1943年にはアニメーターとしてプラーグフィルムや、国営映画社でも働き、ドイツ占領からの解放後、1945年から1949年まで国民新聞社の編集者として働く。作家としては1940年代から小説を書き始め、ペンネームとしてイジー・トゥレシツキーの名前を使用することもあった。
 30代後半には、新聞や雑誌に様々な文章を載せ、中でも最も成功したのが、1939年から1年間『こんにちわ(Ahoj)』誌に毎週連載された西部劇のパロディ『レモネード・ジョー』だった。この作品は、1943年に風車劇場(Divadlo Větrník)により舞台化され、1944年~1955年の間に40以上のチェコの劇場で上演される大ヒット作品で、現在でも上演されている。1946年には小説化され、1964年にはリプスキー監督により映画化される。(1949年にはトルンカ監督によりこの作品のパロディである『草原の歌』も撮られる)
 1949年にチェコスロヴァキア国営映画社に入り、脚本、ドラマトゥルグとして活躍し、アニメーションを製作するトリックブラザーズスタジオで監督としても活躍する。トルンカにとってブルデチュカの存在は大きく、1946年のデビュー作『バネ男とSS』から長きに渡り、原案、脚本などで多くの作品に関わっている。(長篇『皇帝の鶯』『チェコの古代伝説』『真夏の夜の夢』や、短編『贈り物』『草原の歌』など)劇映画においてはリプスキー監督にも脚本を提供し『レモネード・ジョー』『アデラ』『カルパテ城の謎』と彼が脚本を担当した作品は、日本でも公開され、愛されている。その他、ヴォイチェフ・ヤスニー監督の『猫に裁かれた人々』、カレル・ゼマン監督の『ほら男爵の冒険』、ヴェラ・ヒティロヴァー監督の『牧神の遅すぎる午後』の脚本も担当する。
 自身の監督作品も多く、1948年から1981年までに『飛行船と愛(Vzducholoď a láska)』『M文字(SlóvceM)』『塗り損なった鶏(Špatně namalovaná slepice)』『愛の至福(Blaho lásky)』など35本もの短編アニメーションを製作し、アヌシーなど世界中の映画祭で50以上の賞を受賞している。(作画美術は色々なアーティストと組み、エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーや、ミロスラフ・シュチェパーネク、アドルフ・ボルンなどとの作品がある)
 映画の作詞、衣装デザイン、作品協力もし、ミロシュ・マコヴェツ、エヴァルト・ショルムとの共同監督作品『プラハの夜(Pražské noci)』(1968)もある。

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オルドジヒ・リプスキー
(Oldřich Lipský 1924年7月4日~1986年10月19日)

 チェコのペルフジモフに生まれる。学生時代、後に俳優になる兄のルボミールと演劇サークルで活動し、カレル大学で哲学を学び、1949年卒業。在学中からプラハ・ショー劇場(後のABC劇場)で演劇活動を行い、1954年から1957年に風刺劇場で美術監督や演出を行う。1949年バランドフスタジオに入り助監督となり、1950年にヤン・ストレイチェク監督と共同で『聖堂守とめんどり(Slepice a kostelník)』を撮る。単独の監督デビュー作は1954年の『サーカス開幕!(Cirkus bude!)』で、カルロヴィヴァリ映画祭喜劇部門を受賞する。1960年にはサーカスの日本公演でのマルチ画面映像製作に関わり、インドで興行したチェコのサーカスの記録映画『サーカスが来る!(Cirkus jede!)』を撮る。1972年に兄のルボミール主演で、劇映画『6匹の熊と道化(Šest medvědů s Cibulkou)』を撮り、モスクワ映画祭などで受賞する。サーカスとコメディーを生涯愛した。1961年にチェコ初のSFコメディ『前世紀から来た男(Muž z prvního století)』を撮り、1964年にはチェコスロヴァキア初のアカデミー賞出品作品となる西部劇のパロディー『レモネード・ジョー 或いは、ホース・オペラ』を撮り、ミュージカルコメディとして世界中の映画祭で高く評価される。日本では『アインシュタイン暗殺指令』(1969)や、シュヴァンクマイエル夫妻が美術で参加した『アデラ』(1977)、『カルパテ城の謎』(1981)が知られている。遺作は1986年の『偉大なる映画泥棒(Velká filmová loupež)』で、生涯コメディを撮り続けたチェコのコメディ映画の巨匠。


Bプロ「皇帝の鶯」

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(Císařův slavík/1948/73分/カラー/スタンダード) 原作:アンデルセン童話 原案・脚本:イジー・ブルデチュカ 原案・脚本・美術・監督:イジー・トルンカ アニメーション:ブジェチスラフ・ポヤル、スタニスラフ・ラータル 他 撮影:エマヌエル・フラネク 実写監督:ミロシュ・マコヴェツ 実写撮影:フェルディナンド・ペチェンカ 音楽:ヴァーツラフ・トロヤン 歌:チェコ子供合唱団 出演:ヤロミール・ソボタ(少年)、ヘレナ・パトチュコヴァー(少女)

人形アニメーションのパイオニアで世界的な巨匠トルンカの長編第2作目。実写部分の病気がちな男の子と、人形アニメーションの籠の中の鶯、そして大勢の家臣に傅かれ自由な振る舞いの出来ない幼い中国の皇帝とが重ね合わされ、夢と幻想と現実が美しく交錯する。トルンカとブルデチュカの親交は深く、クレジットされていない作品にも、ブルデチュカは関わっている。脚本の提供のみならずトルンカの初期の傑作『バネ男とSS』は、ブルデチュカが共同監督を務めている。また舞台版の『レモネード・ジョー』を駅馬車のパロディに翻案したトルンカの『草原の歌』があり、トルンカの長編『チェコの古代伝説』『真夏の夜の夢』もブルデチュカが脚本を担当した。

*チェコスロヴァキア国家賞(イジー・トルンカ)、パリ国際映画祭メリエス賞、フランスの映画批評家賞、ロカルノ国際映画祭観衆賞賛賞、ニューヨークのゴールデン・リール国際映画祭受賞
©:NFA

●コメント
『皇帝の鶯』 たむらしげる(アニメーション作家、絵本作家)
 中国の皇帝の一日は機械仕掛けの人形のシンバルで始まり、その宮殿には機械仕掛けの白鳥が棲む。人形とは人間の模型であり、その舞台となる宮殿も現実の世界の模型である。宮殿では皇帝自身も、あたかも機械仕掛けの人形のような生活を送っていて、この世界を俯瞰して眺めた時に、世界全体が機械仕掛けのように見えてくる。ある日、気球乗りからもたらされた二つの物から、この世界にもある変化が……。トルンカの意図なのか、西欧から眺めた中国の造形が作品に童話的な普遍性を与えている。劇中、異界の黒い影が皇帝の寝床に迫る場面があるが、何度観ても背筋がゾクッとする場面だ。人形が人形のような生活を演じるという二重の寓意が素晴らしい。パントマイムと言えるひとつひとつの人形の演技から、煌めくような詩がこぼれ落ちる。『皇帝の鶯』は人形アニメーションにしか表現できない作品であり、人形アニメーションであることに意味がある。見事な作品だ。


●監督紹介

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イジー・トルンカ
(Jiří Trnka 1912年2月14日~1969年12月30日) 

 オーストリア=ハンガリー帝国時代にチェコのプルゼニュのペトゥロフラットに生まれる。1923年ヨゼフ・スクパに出会い、人形劇に魅せられる。1929年から1935年にプラハ工芸美術大学でヤロスラフ・ベンダ教授に教わる。卒業後、ロココ劇場で人形劇をつくりながら、生計のため新聞・雑誌の挿絵、映画広告も行い、アニメーションに出会う。本の挿絵で名声を得ていたトルンカはアニメーションの美術監督を依頼され、1945年トリック・ブラザーズスタジオを創立。2作目の短編『動物たちと山賊』はディズニーを制し、カンヌ映画祭でトリック映画最優秀賞を受賞する。1947年には初の長編人形アニメーション『チェコの四季』を発表。1948年に撮った『皇帝の鶯』はブロードウェイで6週間のロングランヒットとなるなど世界的な成功を収める。その後も『バヤヤ』『チェコの古代伝説』『真夏の夜の夢』と長編を撮る。ブジェチスラフ・ポヤル、スタニスラフ・ラータルなど、後にトルンカスタジオのアニメーション監督となる精鋭を人形アニメーターとすることで緻密で膨大な作業を行い、全ての作品がベネツィア、ロカルノ、カンヌなど数多くの世界的な映画祭の賞を獲得した。短編人形アニメーションとして『草原の歌』『善良な兵士シュヴェイク』『フルヴィーネクのサーカス』『電子頭脳おばあさん』などがあり、1965年に製作された遺作の『手』はアヌシーなど世界中の映画祭で絶賛された。川本喜八郎氏がトルンカに師事するなど、世界の人形アニメーションに与えた影響は大きく、文字通りのパイオニアであり巨匠。絵本作家としてアンデルセン賞も受賞。


Cプロ「ほら男爵の冒険」

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(Baron Prášil/1961/83分/カラー/スタンダード) 原作:G.A.ビュルガー&ギュスターヴ・ドレ 脚本:イジー・ブルデチュカ 原案・脚本・美術・監督:カレル・ゼマン 撮影:イジー・タランチーク 音楽:ズデニェク・リシュカ 出演:ミロシュ・コペツキー(ほら男爵)、ヤナ・ブレイホヴァー(ビアンカ姫)、ルドルフ・イェリーネク(宇宙飛行士トニーク)、ヤン・ヴェリフ(オランダ船の船長)、ルドルフ・フルシーンスキー(スルタン) 他

リプスキー映画の常連ミロシュ・コペツキーが軽妙洒脱かつアクの強いほら男爵を演じる。ジュール・ヴェルヌなど空想小説の挿絵に強いインスピレーションを得るゼマン監督は、ギュスターヴ・ドレの挿絵を切り絵にしたような背景や建物の中に実写の人物を入れ込み、宇宙や空や海中や王宮を描き、天馬が曳く空飛ぶ帆船、巨大な怪魚や怪鳥、ワインの海など空想の世界に実体と動きを与える。ほうきに乗った魔女やトルコの大艦隊、塔に幽閉されたお姫様と宇宙飛行士など、夢と冒険と活劇と物語への愛が全編に満ちあふれる。ヴェルヌの大砲型ロケットで1865年に『地球から月へ』『月世界旅行』に来た優雅な紳士達の中には1657年に世界初のSFと言われる『月世界旅行記』を著したシラノ・ド・ベルジュラックもおり、空想小説の先達への敬意が洒落た形で表現されている。トルンカの『善良な兵士シュヴェイク』のナレーションでも有名なチェコの名優ヤン・ヴェリフも船長役で登場する。

*ロカルノ国際映画祭グランプリ、銀の帆賞、モスクワ国際映画技術大会第一位(技術賞)、チェコスロヴァキア労働者映画祭演出家個人賞(カレル・ゼマン)、音楽賞(ズデニェク・リシュカ)、コシツェ・チェコとスロヴァキアの映画祭名誉賞、ウィーン国際映画週間、ボストン国際映画祭国際審査委員会賞(銀杯賞)、ボルディゲーラ国際喜劇映画祭金の獅子賞、カンヌ国際青少年映画祭長編映画大賞受賞
©:2016 Muzeum Karla Zemana z.u.

『ほら男爵の冒険』のデジタル修復は”ファンタジーの世界を復元する”プロジェクトの一部。プロジェクトパートナーはチェコ映画財団、カレルゼマン博物館、チェコ国営テレビで、チェコ共和国文化省とチェコ共和国大使館文化大臣ダニエル・ヘルマンの資金協力によるユニバーサル・プロダクション・パートナーズとの共同で行われた。

●コメント
『ほら男爵の冒険』の洒落っ気」 森卓也(映画評論家)
 往年のチェコスロヴァキアのアニメーション(主として人形)の三巨匠、ヘルミーナ・ティールロヴァー、カレル・ゼマン、イジー・トルンカ(生年順)の中で、日本で一般に先ず知られたのはゼマンだろう。と言うのは、彼の長編『悪魔の発明』(58)が、翌59年に、東宝配給というメジャーな形で封切られたからだ。当時はチェコ映画が、リアルタイムで公開される事自体珍しかったのだ。これは、アニメーションをごく補助的に用いたSFファンタジー物で、いま風にSPSFなどと呼ぶよりも、古風にトリック映画と言う方がふさわしい作品だが、面白さの点では、TVで短縮放送(77年1月7日、TBS)された『ほら男爵の冒険』(61)の方が、格段にユーモラスで洒落ている。その録画を野口久光氏が「宝物だよ」と言われたのももっとも。これは、ぜひフィルム上映で見たい。
*野口久光氏は映画ポスターデザイナーの第一人者で映画評論家。


●監督紹介

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カレル・ゼマン
(Karel Zeman 1910年11月3日~1989年4月5日)

 オーストリア=ハンガリー帝国時代にチェコのノヴァー・パカのオストロムニェジュ村で生まれる。第一次世界大戦後に渡仏し職を転々とする。チェコに戻ると靴メーカーのバチャ社の広告を手がけ、エルマル・クロスの勧めでズリーンのクドゥロフ・スタジオに入り、ヘルミーナ・ティールロヴァーの助手をし、デビュー作である短編人形アニメーション『クリスマスの夢』(1945)がカンヌ動画部門最優秀作品賞を受賞。ガラス細工が有名なチェコならではの『水玉の幻想』では素材の美しさと技術の高さが評価され世界中の映画祭で絶賛される。そして何と言ってもゼマンの名前を一躍有名にしたのは1955年の『前世紀探検』から『悪魔の発明』(1958)『ほら男爵の冒険』(1961)『狂気のクロニクル』(1964)『盗まれた飛行船』(1966)『彗星に乗って』(1970)と続く、ジュール・ヴェルヌなどの空想小説を独自のトリック撮影とアニメーションと実写の組み合わせで描いた作品群で、世界中の子供も大人もその映像の魔術に魅せられ、ヴェネツィア、モスクワ、ロカルノ、カンヌ、サンフランシスコ、テヘラン等々、全ての作品が数多くの世界的な映画祭の賞を獲得し、『前世紀探検』と『悪魔の発明』でチェコスロヴァキアの国家賞を受賞し、『悪魔の発明』は平和賞も受賞している。また人形アニメーションとしてユーモラスな短編「プロコウクさん」シリーズや、『千一夜物語』シリーズがあり、切り絵アニメーションとして美しく詩的な『クラバート』や『ホンズィークとマジェンカ』がある。1980年の『ホンズィークとマジェンカ』が遺作となり、1989年11月に起こるビロード革命の前に亡くなった。



Time table 12/2(土)~12/15(金)

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(※12/2(土)のみA上映後にトークショーがある為、B:15:00~となりますのでご注意ください。)

Event
※12/2(土)初回『レモネード・ジョー』上映後にペトル・ホリーさん(CHEKOGURA)のトーク有り!この回のみ、インターネット予約が可能です。(11/4(土)12:00〜予約受付開始)

●Ticket
前売 1回券:1200円 3回券:3000円(1名様・A~Cプロから選択)
当日 一般:1300円 学生・シニア・会員:1100円

前売券は8/12(土)~12/1(金)受付窓口・オンラインショップにて販売します。
前売り券(1回券、3回券)をお持ちの方も、当日受付窓口にて整理券との引き換えが必要です。(整理券は当日受付開始時間より先着順に発行します。満席の場合はご入場出来ない場合もあるのでご了承下さい)
※前売り券は、シアター・イメージフォーラムでも販売します。
※初日トークの予約は定員(30名)になり次第、締め切ります。(当日券も若干数販売する予定です)
※予約された方は、当日、上映15分前までに必ず受付窓口にお越しください。15分前を過ぎますとキャンセルとなりますのでご注意ください。

●関連企画
<ブルデチュカ監督 作品上映会>
2018年1月12日(金)の予定でしたが、ブルデチュコヴァー氏のご都合により延期になりました。詳細は決定次第チェコセンターのウェブサイトに掲載いたします。
お問合せ:cctokyo@czech.cz<mailto:cctokyo@czech.cz>
※ブルデチュカ監督の娘であるテレザ・ブルデチュコヴァー氏がチェコより来日し、トークを行う予定です。

●国書刊行会より10月末刊行予定の『チェコスロヴァキア・ヌーヴェルヴァーグ』公式本でブルデチュカ、リプスキー、トルンカ、ゼマンもご紹介致します。


企画:チェスキー・ケー
協力:NFA、Karel Zeman Museum、チェコセンター東京(CZECH CENTRE TOKYO)、チェコ蔵(CHEKOGURA)IVC

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チェコ文化年
チェコセンター東京(CZECH CENTRE TOKYO)
チェコ蔵(CHEKOGURA)
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